おわりに
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長い夜が終わり、朝が来る。そんな時は、小鳥のさえずりとあたたかい日の光が心地よく感じる。たとえ一睡もできなかったとしても、怖い悪夢にうなされたとしても、朝の時間はあなたを優しく包み込む。
そしてそれは人生の暗闇も同じ。必ず朝が来る。必ず、神様があなたを救い出して、抱きしめてくれる。
『平和の君』を出版してしばらくして、暗闇の中に落ちてしまった私。この本は、そんな真っ暗な時間に書かれたものだけれど、書き上げたいま、私にとって長かった夜の時代が、ようやく終わりを告げようとしている気がする。
教会へ行く、聖書を読む、神様を賛美する。そんな当たり前を取り戻しつつある私。そして、どこか新しくもあるその暮らしに、期待し始めている自分がいる。
これからの私は、儀式的にならず、純粋な気持ちで神様といられるようにしたい。ノアの箱舟のように、洪水によって全て流し去られた後、虹が映えるように。私とあなたの暮らしにも、変化があるように。
次回作での再会を祈って。
2026年5月
川上 咲希
