1. 作業開始前に、「編集」から「カラー設定」を選択し、
作業用CMYKが「Japan Color 2001 Coated」になっていることを確認してください。
カラープロファイルについて(Windowsユーザー, 上級者向け)
Windowsをお使いの場合、WindowsOSに搭載されたカラー補正機能により、ディスプレイの色味と製本の色味が異なる場合があります (ディスプレイでは輝度が高く色鮮やかに見える傾向があります。)
ブックパレットでは、基本的に[JapanColor2001 Coated]のカラープロファイルを推奨しておりますが、Windowsで原稿を作成した場合、製本したものを見ると、思った色が出ていない場合があります。
特に人物の写真集を作成される場合、以下のRICOHのサイトより「ICMプロファイル」をダウンロードし、PhotoshopやIllustrator, InDesign等で、
【RICOH Pro C7200S JPN/C7210S JPN (CMYK)】のカラープロファイルを指定していただきますと、より好ましい結果が得られる可能性があります。
(運営会社のテストではRICOHのプロファイルの方が人肌の赤味が強くなる傾向がありました)
注意事項
・このプロファイルを使用することで色味の差異が無くなるわけではございません。
・写真によっては、[JapanColor2001 Coated]の方が思った色に近い場合もあります。
このプロファイルのご使用は、あくまでも自己責任でお願い致します。
・CMYKのPDFを入稿した場合、ビューワーで見る時はプログラムでCMYK→RGB変換が行われますので、ビューワーで見た時に若干色味が変化します。
2. 「ファイル」から「新規」を選択し、「新規ドキュメント」を作成します。
以下のように設定して「OK」をクリックしてください。
3. ドキュメントが開きます。
4. 各アートボード毎に、1ページ分の入稿データを作成します。
【画像を配置する場合の注意点】
画像を配置する場合は、配置後、「埋め込み」ボタンを押して画像を埋め込んでください。
また、解像度300dpi~350dpi以上のものをご使用ください。
【フォントに関する注意点】
Illustrator CS4以降では、フォントを埋め込んでPDFを作成できますが、一部のフォントは埋め込みができません。
以下の手順に従って確認をお願いします。
(1)「書式」→「フォント検索」を選択します。
(2)ファイルで使われているフォントの一覧が表示されます。
・フォント名が<>で囲われているフォントはPDFに埋め込みできませんので、アウトライン化してください。
・TrueTypeフォントの場合、フォントによってはPDFに埋め込みできないものがあります。
後述する手順で、完成後のPDFファイルを見て、埋め込みできていない場合は、アウトライン化してください。
<テキストのアウトライン化方法>
Illustratorではアウトライン化が必要ですが、InDesignではアウトライン化は不要です
【ページ数についての注意事項】
本文のページ数が4の倍数でない場合、最終ページの後ろに白紙が追加されます。
5. 完成したらPDFファイルとして保存します。
「ファイル」→「別名で保存」を選択します。
5-1. 「Adobe PDF (*.pdf)」を選択します。
5-2. 保存設定画面が表示されます。
「一般」メニューを選択し、
Adobe PDFプリセットを「PDF/X-3:2002(日本)」に設定します。
※2020.6.6 推奨が「PDF/X-1a」から「PDF/X-3」に変わりました。
一般的な「PDF/X-1a」でも製本品質は同じですが、ビューワーで見た際、「PDF/X-3」の方が色の再現性が高いケースがあります。
5-3. 続いて「トンボと裁ち落とし」メニューを選択し、裁ち落としの値を全て3mmに設定します。
5-4. 以下のようなダイアログが表示される場合は、そのまま「OK」をクリック。
以上でPDFの完成です。
保存したPDFファイルをAdobe Readerで開いて、文字ズレや画像の抜けがないかどうか確認してください。
また、フォントが埋め込まれているか必ずご確認ください。