本書は、現代の「時短」や「効率」という奔流から離れ、電子レンジや炊飯器さえも排した聖域で、食材と真摯に向き合う「養生」の記録です。
【重点を置いていること】
何よりも「時間と手間をかけることの幸せ」に重きを置いています。食材が持つ潜在的な力を引き出す「熟成」と「乳化」、そして「始末(使い切ること)」の美学。それは、愛する人の胃腑を労り、魂を温めるための、一分子の妥協も許さない構築の譜面です。
【大切にしていること】
命の循環:セミノール族の主人の精神と、日本の伝統的な「もったいない」の精神を融合させ、生ごみを一切出さない調理法を追求しています。
各家庭の尊重:画一的な分量を提示せず、各家庭が育んできた「味」を尊重し、調理の工程と理(ことわり)のみを記しています。
五感の覚醒:
既存の調味料に頼らず、樹木のチップやハーブ、果実の種を用いた独創的な「だしの素」や「シロップ」により、未だ見ぬ味覚の地平を切り拓きます。一滴のソース、一匙の調味料に宿る慈愛が、貴方の人生を豊かに彩る一助となることを願って。
「ただ作る」から「命を慈しむ」料理へ。
ヤホラ家が贈る、ソースと調味料の「還生」レシピ。
なぜ、クミコ・ヤホラの料理は喉を優しく通り、心まで潤すのか。その秘密は、食材の「始末」の仕方に隠されています。第一巻では、料理の土台となるソースと調味料に焦点を当てました。
【この本の特徴】
1. 「捨てる」を「活かす」に変える:野菜の皮や果実の種さえも、香りの核や天然の乳化剤として活用。生ごみゼロを目指す、地球と命に優しいアプローチです。
2. 家電に頼らない「手の魔法」:*電子レンジを使わず、弱火でじっくりと香りを煮出し、乳鉢で丁寧に素材を挽く。手間をかけることでしか到達できない「角の取れた円やかな味」を提案します。
3. 体調に寄り添う「養生レシピ」:胃腸に負担をかけず、それでいて満足感の高い風味の構築法を詳しく解説。繊細な身体を持つ方への救済の知恵が詰まっています。
【読者の皆様へ】
先述の通り、この本に「分量」は書いてありません。それは、貴方の大切な人が「美味しい」と感じる加減こそが正解だからです。調理の流れという地図を手に、貴方だけの「一分子の妥協なき味」を探す旅に出かけませんか。
〜目次(順番は同様ではございません)〜
フルーツシロップ
ベシャメルソースとカスタードクリーム
お野菜のシロップ
氷砂糖から作るフルーツの還生
花や草木から作る特製出汁の素ミックス
スワンプキャベツの白亜の真珠
おしぼりサゴうどんと冷やし中華のお出汁調合
ポアソンクリュソース(ミート用)
ポアソンクリュソース
ブラックベリーとラズベリーのシロップ
ホワイトアスパラとバナナのピュレ
白きセミノールのスパイス
餃子に最適!くるみ酢味噌だれ
養生ケチャップ
特製焼き味噌
レバーのグレイビーソース
梅肉ソース色々
ミートソース
ユッケ液
カルパッチョ液
