元東京都水道局長 渾身の著作
第一線の経験をもとに、46のテーマを500枚の図とともに解説。誰もが知りたい、多くの皆さんに知ってもらいたい水道の話が満載。
水道のことは知っているようで、実は本当のところはあまり知らないものです。テレビや新聞、ネットでは浄水器やウォーターサーバー(宅配水)、ボトル水の宣伝に溢れています。その結果として、水道水に関するネガティブな情報が広まっています。一方、水道水について正しい情報、誰もが知りたい情報を、興味を持って見聞きできる場面というのはほとんどありません。これは水道事業者側、行政側の苦手とするところです。
私は水道をお使いになる皆さんに、水道のことで喜んでいただこうという思いを持って、40年以上東京などの水道の改善に取り組んできました。この第一線の経験をもとに、水道に関する様々なテーマをこの本の中で、独自の切り口で解説していきます。誰もが知りたいこと、多くの皆さんに知っていただきたいことがいっぱい詰まっています。水質や水の使い方に始まり、水道の仕組み、歴史、災害、国際、経営に分けて46のテーマをお話ししていきます。
内容は、YouTubeの「水道の話」でこれまで掲載してきたものや、東京都庁関係の新聞「都政新報」に1年にわたり連載してきた「水道の話あれこれ」をまとめて加筆したものです。
1冊の本になると、これまでの断片的な情報がつながり、水道の全体像が見えてきます。一般の方々だけでなく、水道関係の方々にも読んでいただきたい話が満載です。どうぞお楽しみください。